2008.08.31 Sun
獣の妻乞い
![]() | 獣の妻乞い (リンクスロマンス) (2008/01) 沙野 風結子 商品詳細を見る |
通り魔に襲われた高校生の由原尚季は、狩野飛月という男に助けられる。強引な手口により、飛月と一緒に暮らすことになった尚季は、凶暴そうな見た目に反し、無邪気で優しい男に急激に惹かれていく。
だが、仕事に行くたびに尋常さを失う飛月に、尚季は昼夜を問わず荒々しく抱かれるようになる。
次第に獣じみていく飛月の異変に不安を覚える尚季は、彼が凶悪犯罪者を抹殺するため、秘密裏に作られた「猟獣」だと知り―――。
コアリズムをはじめてから、約5キロほど減りました。
最近順調にへってますンフフフフッ(ノω`*)ノもこです。
油断せずにいきませうww
・・・ま、誰も気づいてはくれないんだけど。
親には「なんだいや、また太ったか?」いわれた・・・・orz
それじゃぁだめじゃん。
さてさて。
『沙野 風結子』先生の『獣の妻乞い』です。
前評判はいろいろなところで見ており増してですね、すごくほしくて、すごく読みたかった作品。
購入してからかなり放置状態も続いてましたが(笑
で、何が読みたかったのかといいますと、なんといってもメインは「獣姦」でしょ( *´艸`)クスクス
しかも、リアルに、犬とやってるっていうからさ。楽しみに楽しみにしてたんです。
もちろん、その点はありがたいことにちゃんと拝むことができましたよ。
では後々の感想にて。
『獣の妻乞い』
話は、尚季が幼いころの話から始まります。
幼少時代、尚季は、黒い犬を飼っていたんです。クロタと名前をつけてものすごくかわいがっていた。
しかし、あるとき、夜中にきゃんきゃんと騒ぎ立てる。そとに出たいのかと家の玄関をあけた。
翌朝、クロタは変わり果てた姿で息絶えていた。
そのころ、野犬が現れて、人間を襲うという事件が多発しており、野犬狩りなんていうものも起きていた。クロタは高校生(だったっけ?)に集団で殴り殺されていたんです。
打ちひしがれる尚季だったんですが、学校の帰り道、歩道橋をわたっていると、車道の真ん中に、黒くて小さな塊を発見します。よく見ると、黒い子犬が怪我を負い倒れているではありませんか。
クロタのことで心をいためていた尚季は、その犬をすぐさまいつもクロタを見てくれた獣医のところへ連れて行きます。尚季は、その黒い犬をクロタと呼び、かいがいしく世話をした。
クロタと名前をつけられたその犬も、徐々に回復し、他の人間には懐かないのに尚季にはとても懐いていた。父と二人の親子。その父も、出張や、海外赴任が多く、尚季は寂しい思いをしていたのも手伝って、クロタがすべてになった。
ところが、突然ある日、何の前触れもなくクロタは居なくなってしまった。
それ以来、尚季は、何もかもが信じられなくなってしまったんですね。
どんどん心を閉ざしていったんです。家には誰も上げなくなってしまった。
心許せる友人であったとしても。
それから8年が過ぎ、尚季は高校生になりました。
あのクロタを助けた歩道橋。
尚季の目の前に、一人の男が立ちふさがります。
その男は、尚季を昔から知っているようなくちぶりで・・・・・・・という流れですね。
書式が、2段になっているので、文章的には、読み応えのボリュームなのでしょうか。
なかなか面白かったです。
初代クロタの死から、2代目クロタの失踪で、なにもかも失ってしまった尚季。
目の前に現れた、飛月と名乗る男。
はじめは、ストーカー!!?とおもったものの、接していくほどに、優しく、無邪気で、まっすぐな飛月に惹かれていきます。
ずっと一人だった尚季の閉ざされた心がすこしずつ開いていく様子はいいですねww
わりとあっさり開いたような気がしなくもないですが(ドッチヤネン
ほら、言葉では、否定しながらも、何気に鼻歌歌ってたりとか。
相手のことを考えて、今日のメニューなににしよう。なんて若奥様みたいな尚季がかわいいというかさ。
・・・・ツンデレ?まさにツンデレ?いや・・・いや・。
尚季の場合、なかなか素直に信じられないというのが一番かもですが。
信じて、しんじきっていたからこその、なくしたときの悲しさをしっているから。
一方、飛月側は、かなりファンタジーチックなお話になります。
展開てきには、尚季と、飛月の視点双方から描かれているので、二人の心情がよくわかって面白い。
基本的には、小説って、一人の側の志向一辺倒に進んでいくものと、双方2人の感情が交差していく話の作り方があるとおもうんですが、個人的には、後者のほうがすきですかね。
書き手にもよるので、どうともいえませんが。
飛月は、特殊な力を持っていました。
特殊というよりかは、人に言えざる仕事をしてた。
死刑制度が廃止された今、どんなに凶悪犯罪者であっても、刑期をまっとうすれば出所する。
真面目に、刑期をつとめれば、本来の刑期よりも短くて出所する。
そんな、死刑にも近いものたちを、影で始末するのが、飛月の役割だった。
もちろん、人間ではない。
人の遺伝子と、狼を掛け合わせた、キメラ。
研究所で育てられ、犯罪者を始末するためだけに存在する。
人と狼を行き来する人ならざるもの。
飛月は、そこで育ち、尚季に会うために人としての良心を捨てて、犯罪者を裁いてきたんですね。
読者の側からは、それがわかるんですが、尚季からはわかりません。
この、なんともいえない、相互感が、今思えば、もやもやするのと同時に面白かったかなとおもいます。
でもまぁさあ。
犬とはいえ、出会って早々「おまえはいくらだ。セックスさせろ」とかさ。
尚季の体液(下じゃなく)のついたハンカチをちゅぅちゅぅすうとかさ。
ちょっと引くかなっていう場面もあり(笑
そのたびに、尚季の反応も面白いんだけど。
で、まぁ、この後、事件に巻き込まれ〜の。
狼どうのこうの〜で、愛が深まるお話。
とにかく飛月は(クロタね)尚季が大好き。
尚季も飛月が大好き。
それが良かった(ノ)ェ(ヾ)ムニュ
こういうのって、やりすぎると、ウザイんだけどもね。
後半。
どんどん壊れていく飛月。
人間に戻れなくなった獣は始末される。
人間だったときの記憶はどんどん薄れ、ただの獣となる。
理性を失い、人をも襲うようになる。
そうした獣は、同じ獣に始末されてしまう。
飛月は、自分が人の姿に戻れなくなってしまっていることに気づき始めます。
なので、尚季から離れるために一人で森に入った。
不安になった尚季は飛月を探します。
獣姦シーン。
どんな風にもっていくのかとおもいましたが。
尚季さんwwwあんたwww
「交尾したい?」大きな狼になったすがたの飛月に語りかけます。
しかもトロンとしたこの表情がなんともいえませぬ。
表現もなまめかしくていい。
人間じゃないっていうのがね。ちゃんと表現されてなきゃせっかく獣でやるいみがないですからな。
狼狼ww
けどまぁ、ハッピーエンドでよかった。
後々、よく考えてみると、やっぱり狼と・・・う・・〜ん・・・と複雑な気持ちにならなくもないのですが、二人が幸せなら・・とおもってみたり。
決して、二次元で犬が人間になって〜なんてない話ですからね。
『いつか来る日の約束』
最後の最後にやられました。
本編よりむしろこっちのほうにキュンときた。
上記作品でも登場する二人の狼。
ちっちゃいほうは、ずっと大きいほうがすきなんです。恋焦がれてやまない。
けれど、猟狼同士の交尾は禁止されている。
だから想いは通じることはないとおもっていた。それでも側にいられればいいとおもっていた。
そのためなら、どんなことでもした。
想いは・・・・・・という流れ。
すごくキュンでした。
大きいほうは、飛月がいなくなって、トップに立ちます。
トップの狼は、交尾を許されます。女でも男でも、犬でもなんでも好きにできた。
与えられた。
猟獣を除いては。(猟獣はオスしかいないんだけど)。
小さいほうは、(さわりっこはOK)女の代わりに、これまで大きいほうが、自分を相手に選んでくれていると思っていたんです。それでも満足だったんです。
しかし、今、大きいほうは、女も自由にできる。
女の代わりだった自分は必要なくなってしまった。
現に、今・・・大きいほうは女のところへ行っている。
自分の必要性はなくなってしまった・・・・・・・・・
と、そこでですよ!!!
なんだかんだ、ありきたりな展開といえなくもないんですけどね。
良かった(ノ∀`*)ペチ
「女じゃ代わりにならない」って。
もしも、自分がただの獣になったら、お前の手で殺してくれって。
そしたら小さいほうは言うんですよ。
自分が殺してあげるって。
だから、そのときは、最後に自分と交尾してほしい。
一度だけ触れてほしいって。
切ない。切ないんだけど、二人の思い通づる場面なのでですね。
思わずポロリ・・・じゃなかった・・・ホロリです。
もういいじゃん!!やっちゃえよ!今すぐやっちゃえよ!!
叫ぶところでしたorz
やらないから、すんどめだから・・・・・読者は逆に萌えるのやもしらんね。
尚季くん。飛月くん。ごめんなさい。
むしろ最後の二人のほうが・・・・・ごにょごにょ。
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| 作家名(さ) | 21:38 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑









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